決算後に目標株価の引き上げが目立つ銘柄は＝金山敏之

　ゴールデンウィーク明けで先週は３日間しか営業日がありませんでしたが、週末に決算発表がピークを迎えたということもあって、先週も数多くの３月期決算企業が決算を発表しました。こうしたなか１２日のこのコーナーではＴＯＰＩＸ５００採用の３月期決算企業を対象にその決算発表の集計を行いましたが、今回は１２日に集計したものを対象に決算発表後に目標株価の引き上げがあった銘柄（目標株価が足元の株価を上回るもの）をチェックしてみました。 　そして今回は目標株価の引き上げがあった銘柄のなかから２社以上の証券会社から目標株価の引き上げがあったものをピックアップしてみました。そのなかでも３社からと目標株価の引き上げが目立つのはＡＬＳＯＫ <2331> とブラザー <6448> 、ヒロセ電機 <6806> 、日本光電 <6849> 、ユー・エス・エス <4732> の５銘柄で、今期の業績の会社予想がコンセンサス予想を上回る強気の内容だったＡＬＳＯＫと日本光電では足元の株価水準を大きく上回る目標株価が特に目立ちます。（執筆者：金山敏之　マネックス証券シニア・マーケットアナリスト　編集担当：サーチナ・メディア事業部）