綜研化学に利回り妙味、今期業績は急回復
粘着剤や微粉体、特殊機能材、加工製品の製造・販売などを手がける、綜研化学 <4972> (JQS)は、5月16日(金)34円高(+3.46%)と4営業日続伸している。今期2ケタ増収増益と回復が見込まれ割安感があるほか、配当利回り妙味も増すことから見直し余地が広がっており、目先リバウンド幅を拡げる可能性があり注目したい。
15日大引け後に2014年3月期決算を発表。前2014年3月期純利益は9億1300万円(前の期比5.6%減)と減益着地だったが、中国・東南アジアでの販売体制強化、国内での生産子会社統合や中国での生産能力増強によるコスト競争力向上、市場・顧客ニーズに応じた新製品展開の加速、新規事業の早期立上げに注力し、今2015年3月期業績予想は、売上高320億円(前期比16.1%増)、営業利益20億円(同28.8%増)、営業利益20億円(同28.8%増)、経常利益18億円(同15.3%増)、純利益10億5000万円(同14.9%増)と2ケタ増収増益と回復を見込む。年間配当は35円を予定している。
株価は、1月17日の年初来の高値1200円から5月12日の年初来の安値950円まで調整を挟んで上昇。25日移動平均線を突破し、騰勢を強めている。アクリル樹脂などの素材を中心とした既存製品と他の技術の組み合わせによる中国・東南アジアでの事業拡大に対する期待感があるほか、今期予想PER8倍台・PBR0.45倍と割安感があり、配当利回り3.4%と利回り妙味が増すことから、高値奪回から上値を伸ばすか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
粘着剤や微粉体、特殊機能材、加工製品の製造・販売などを手がける、綜研化学<4972>(JQS)は、5月16日(金)34円高(+3.46%)と4営業日続伸している。
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2014-05-18 07:30