日本の対中投資が「半減」、東南アジアへのシフト進むか・・・一方韓国は「急増」=中国

 中国商務部の沈丹陽報道官は16日、2014年1月から4月までの日本の対中直接投資が16億米ドル(約1624億円)にとどまり、前年の同じ時期に比べて46.8%減となったことを発表した。中国新聞社が報じた。  日本の対中直接投資が減少する一方、韓国の対中直接投資が同138.5%増の18億米ドル(約1827億円)となったことについて、記事は「日韓の対中投資は鮮明な対比をなしている」と伝えた。  沈丹陽報道官によれば、海外から中国への直接投資額は前年の同じ時期に比べ5%増の403億米ドルで、対中投資額がもっとも多かったのは香港の278億米ドル(約2兆8000億円)だった。続いてシンガポールと台湾が20億米ドル(約2000億円)、韓国が18億米ドル、日本が16億米ドル、米国が12億米ドル(約1200億円)だった。  一方、中研網の4月21日付の報道によれば、日本の対中直接投資は14年第1四半期の時点ですでに前年同期比47.18%減とほぼ半減、また2013年度において、日本の東南アジアへの直接投資額は対中投資額の2倍強にまで達している。  日本の対中直接投資が減少する一方で、東南アジアへの直接投資が急増していることは、日本企業の東南アジアへのシフトが進んでいることを裏付けるものと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国商務部の沈丹陽報道官は16日、2014年1月から4月までの日本の対中直接投資が16億ドル(約1624億円)にとどまり、前年の同じ時期に比べて46.8%減となったことを発表した。中国新聞社が報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-18 12:00