野村HD、上海自由貿易試験区で金融情報提供の合弁会社設立へ
野村ホールディングス <8604> は2014年5月18日、上海大手不動産・金融国有企業である上海陸家嘴(集団)有限公司の金融持株会社である上海陸家嘴金融発展有限公司とその傘下の陸家嘴国際信託有限公司、および中国上海市に本拠を置く運用会社である上海久有股権投資基金管理合〓企業(有限合〓)の4社の共同出資により、中国での金融情報提供を行う合弁会社を上海自由貿易試験区に設立することを目的とした合弁契約を締結した。設立予定の合弁会社は野村ホールディングスの連結子会社となる予定。(〓は、にんべんに「火」)
合弁会社は、上海自由貿易試験区内の金融機関に金融市場や金融商品に関する情報提供を行い、中国国外プロダクトのゲートキーパーとなる。このことにより、野村ホールディングスの中国オンショア市場でのプレゼンスの拡大を狙っている。野村ホールディングスは、成長期待が高い中国市場へ進出することで、拡大する中国個人金融資産を背景としたビジネス創出を目指していくとしている。
合弁会社の名称は、上海野村陸家嘴資産管理有限公司(仮称)。 資本金は、3000万人民元(約4.8億円)。 資本構成は、野村ホールディングス(60%)、上海陸家嘴金融発展有限公司(20%)、陸家嘴国際信託有限公司(10%)、上海久有股権投資基金管理合〓企業(10%)。
なお、上海陸家嘴(集団)有限公司は、同じく上海自由貿易試験区において、SBIホールディングス、および、中国最大の農牧民営企業である新希望集団有限公司と共同でオンライン金融事業の展開に向けて戦略的提携を結んでいる。(編集担当:徳永浩)
野村ホールディングスは2014年5月18日、上海陸家嘴金融発展有限公司ら4社の共同出資により、中国での金融情報提供を行う合弁会社を上海自由貿易試験区に設立することを目的とした合弁契約を締結した。
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2014-05-19 09:30