日経平均終値は90円安、一時は1万4000円を割り込む

 19日の日経平均株価終値は、90円15銭安の1万4006円44銭と4日続落。  前週末のNYダウが小幅反発となり、為替市場ではドル・円がもみ合っていることで、寄り付きの日経平均は33円高と小幅高でスタート。その後も材料難から日経平均は方向感のない動きとなり、前場は前週末の終値近辺での駆け引きに終始した。  後場に入ると売り圧力が強まり、日経平均はマイナス圏で推移。午後2時台には約5週間ぶりの1万4000円割れとなったが、その後は1万4000円台に戻して取引を終えた。  個別では、KLab <3656> 、エイチーム <3662> 、コロプラ <3668> 、グリー <3632> 、ドワンゴ <3715> などネットコンテンツ関連株がそろって売られたほか、今3月期予想で2ケタ減益を見込んだパイオン <2799> が急落。今3月期が減益見通しとなったホクト <1379> 、中部電力 <9502> や大阪ガス <9532> と火力発電で包括提携を検討と報じられた東京電力 <9501> などが軟調となった。  一方、今8月期予想を上方修正したマルマエ <6264> がストップ高まで買われ、高血圧症治療剤で武田薬品工業 <4502> と事業化契約を締結したあすか製薬 <4514> も一時ストップ高。イオン <8267> が経営統合するとの報道のあったマルエツ <8178> が急騰、カスミ <8196> も大幅高となった。  ほかにも、今5月期予想を上方修正した山下医科器械 <3022> 、中国への積極展開が報じられ材料視されたしまむら <8227> やアダストリアホールディングス <2685> 、今3期の過去最高益を予想したAOI Pro. <9607> などが急騰している。  業種別では、パルプ・紙、陸運、小売、鉱業株などが底堅い動きとなったが、ノンバンク、不動産、タイヤ、鉄鋼、機械株などが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
19日の日経平均株価終値は、90円15銭安の1万4006円44銭と4日続落。
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2014-05-19 15:00