マルサンアイは商い出来ずも2Q業績の下方修正を織り込み安値から底上げ途上

  マルサンアイ <2551> (名2)は、なお商いが成立せず2日連続の薄商いとなっているが、5月15日に突っ込んだ年初来安値488円でアク抜け感を強めている。4月21日に今9月期第2四半期(2Q)累計業績の下方修正を発表、年初来安値まで下ぶれたが、その後開示したその2Q累計決算では9月通期業績は期初予想を据え置いており、織り込み済みとして底上げ期待の買い物が続いているためだ。 ■9月通期業績は豆乳事業の新商品効果などで期初予想を据え置く   2Q累計業績は、期初予想より売り上げを2億7300万円、経常利益を5200万円、純利益を3500万円それぞれ引き下げ、経常利益は8100万円(前々同期比74%減)、純利益は4200万円(同75%減)と減益転換して着地した。豆乳飲料事業の売り上げは、健康志向の高まりを背景に前年同期比3.9%増とほぼ期初予想通りに推移したが、みそ事業の売り上げが、同2.3%減と想定を下回り、原材料原価、製造変動費などの原価上昇などが重なり減益転換した。   9月通期業績は、電力料の上昇や大豆、原油、為替相場などの動向によって原価がさらに上昇し、主力製品のみそ・豆乳の競争激化が続く可能性があるとしているが、2Q累計決算発表時点では、豆乳飲料事業の新商品投入効果や、新商品のアーモンド飲料のキャンペーン販売などから期初予想を据え置き、売り上げ230億700万円(前期比4%増)、営業利益5億5800万円(同32%増)、経常利益5億2200万円(同5%減)、純利益3億2700万円(同0.7%減)と見込んでいる。 ■500円台出没の小幅往来相場からPER17倍台の修正期待   株価は、昨年1月以来、500円台を出没する小幅ボックス相場が続き、アーモンド飲料のライセンス契約や前期第3四半期の好決算評価ではストップ高を交えて昨年来高値600円まで上ぶれ、前期第3四半期の好決算評価年初来高値600円まで上ぶれ、今期1Q業績の減益ながら2Q累計業績に対して高利益進捗したことを評価して年初来高値534円をつけ、2Q累計業績字下方修正で同安値488円と売られた。5月16日お終値505円のPERは17倍台と割安であり、一段の底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
マルサンアイ<2551>(名2)は、なお商いが成立せず2日連続の薄商いとなっているが、5月15日に突っ込んだ年初来安値488円でアク抜け感を強めている。
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2014-05-20 10:30