日経平均は68円高、連日安の反動で買われるも上値限定的
20日の日経平均株価は前日比68円81銭高の1万4075円25銭で取引を終えた。米国株が上昇し、日経平均は連日安の反動もあって5営業日ぶりに反発した。ドル・円がやや強含む場面では日経平均も上げ幅を拡大したが、手掛かり材料難で積極的な買いは見られず、上値は限定的だった。
業種別では、中部電力 <9502> など電力株や、野村ホールディングス <8604> など証券株、住友不動産 <8830> など不動産株、住友金属鉱山 <5713> など非鉄金属株が上昇。昭和シェル石油 <5002> など石油株は軟調に推移し、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株や、クレディセゾン <8253> などノンバンク株もさえなかった。
個別では、イー・アクセス株の取得中止を発表したヤフー <4689> が堅調。自社株買いを発表した日成ビルド工業 <1916> も急伸し、「AKB総選挙」の集計受託を発表したパイプドビッツ <3831> も物色された。国内証券による強気のリポートが観測されたジャパンディスプレイ(JDI) <6740> も高い。新たなBeaconを開発したアプリックスIPホールディングス(APLIX) <3727> はストップ高。
半面、英バーバリー社との契約ライセンスを来年6月で終了すると発表した三陽商会 <8011> は急落した。15年3月期で営業2ケタ減益を見込んだ東京コスモス電機 <6772> や、営業益2割減予想の原田工業 <6904> 、営業益37.9%減予想のイワブチ <5983> なども売りが先行。純利益6割減予想のノーリツ鋼機 <7744> はストップ安配分された。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前日比68円81銭高の1万4075円25銭で取引を終えた。
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2014-05-20 14:30