【今日のドル円】米金融政策への期待に変化は出るか、円高が進む可能性も

 本日は日本では日銀金融政策決定会合(未定)および黒田日銀総裁の定例記者会見、米国では複数の要人発言の機会がある上、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(27:00)の発表が予定されている。日銀会合については、政策変更期待は低いが、市場関係者の多くが予想する「7月追加緩和」を睨んで、黒田日銀総裁が何か発言をするかが焦点。前回と同様な内容に留まるなら、失望感から円高が進む可能性があるため、要注意だ。  一方、米国については、まず要人発言に注目だ。昨日にダドリーNY連銀総裁の「利上げのペースは比較的遅いと見る」との発言を手掛かりに米長期金利が低下したことを考えると、本日も要人発言を受けて米長期金利主導でドルが動くこともあり得る。各発言内容には要注意だ。  また、FOMC議事録についても、何ら新しい決定こそなかったものの、1日目の朝に米連邦準備制度理事会(FRB)が「非公式の会合を行い、中期的な金融政策について討議」したことが報じられており、市場では「出口戦略について話し合われたのでは」との憶測を呼んでいる。議事録から、この非公式会合での話し合いの様子が伝わってくるようなら、為替相場にも影響を及ぼす可能性があるだろう。  なお、ドル売り・円高圧力が掛かった場合、まずは101.000円を試すだろう。それでも下げ止まらない場合は、年初来安値100.754円が次のターゲットとなろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は日本では日銀金融政策決定会合(未定)および黒田日銀総裁の定例記者会見、米国では複数の要人発言の機会がある上、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(27:00)の発表が予定されている。
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2014-05-21 09:45