スマホ「速度」調査・沖縄編―ダウンロードでドコモが最速
調査・マーケティング会社のイード(本社・東京都中野区)は11日から14日にかけて、沖縄県内の商業施設、文教施設、公共・交通施設など55カ所で携帯電話主要3キャリアスマートフォンの通信速度の実測調査を実施した。一般にスマホ・ユーザーの快適感に直結するとされるダウンロード(下り)の速度では、iPhone5c、Andoroidのいずれも、NTTドコモ(以下、ドコモ)がかなり大きな差をつけて速かった。アップロード(上り)ではソフトバンクが優勢だった。(画像提供:イード)
iPhone5cの通信速度を55カ所で計測したところ、ドコモは下り(ダウンロード)の平均で23.9Mbps、auは14.9Mbps、ソフトバンクは16.1Mbpsだった。ドコモは測定を行った55カ所中、34カ所で最速だった。またドコモの平均速度を100とした場合、auは62.3、ソフトバンクは67.4という比率になることで分かるように、かなりの差があることが分かった。
上りの平均速度では、ソフトバンクが8.3Mbps、auが8.0Mbps、ドコモが4.6Mbpsだった。ソフトバンクの平均速度を100とした場合、auが96.4、ドコモは55.4という比率だった。
アンドロイド端末では各社の最新の機種を使って速度を測定した。ドコモはARROWS NX、auはXperia Z1、ソフトバンクはAQUOS PHONE Xxを使った。
55カ所における下り速度の平均で、ドコモは30.5Mbps、auは15.9Mbps、ソフトバンクは19.8Mbpsだった。上り速度の平均ではドコモが6.4Mbps、auが7.4Mbps、ソフトバンクが7.8Mbpsだった。
下りではドコモの平均速度を100とした場合、auは52.1、ソフトバンクは64.9という比率と、iPhoneの場合と同様にかなり大きな差がみられた。ドコモは測定を行った55カ所中、33カ所で最速だった。
上りでは、ソフトバンクの平均速度を100とした場合、auが94.9、ドコモは85.9との比率だった。
ドコモは沖縄で下り最大112.5Mbpsエリアの整備を進めており、下り速度の平均が他社よりも相当に速いという結果に結びついたと考えられる。
計測を行った55カ所を「ショッピング施設」、「大学や高校などの文教施設」、「公共・交通施設」などと分類した場合、下りではiPhone、Androidのいずれも、すべてドコモが最速だった。
iPhoneの上りでは、文教施設と公共・交通施設ではソフトバンクが最も早く、ショッピング施設ではauが速かった。
Androidの上りでは、文教施設とショッピング施設ではソフトバンクがわずかながらauを上回って最速で、公共・交通施設ではソフトバンクとauが同速で1位だった。(編集担当:中山基夫)
調査・マーケティング会社のイード(本社・東京都中野区)は11日から14日にかけて、沖縄県内の商業施設、文教施設、公共・交通施設など55カ所で携帯電話主要3キャリアスマートフォンの通信速度の実測調査を実施した。一般にスマホ・ユーザーの快適感に直結するとされるダウンロード(下り)の速度では、iPhone5c、Andoroidのいずれも、NTTドコモ(以下、ドコモ)がかなり大きな差をつけて速かった。アップロード(上り)ではソフトバンクが優勢だった。(画像提供:イード)
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2013-12-25 16:45