タムラ製が買われる、三菱ＵＦＪモルガン証がレーティングを引き上げ

　タムラ製作所 <6768> が急騰。午前９時１４分に２６円高（８．６％増）の３２８円まで買われている。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が２０日付リポートで、同社のレーティングを引き上げたことが材料視された。 　会社計画は４０億円（前期比６６.０％増）となる今３月の営業利益について、同証券では従来予想の２８億円から会社計画に近い３９億円に引き上げ。市場コンセンサスの２７億円程度を大きく上回ると予想している。 　収益性の高い電子化学材料の安定拡大のほか、貢献度の低かった電子部品と情報関連機器の収益が向上すると予想。電子部品関連では構造改革に加え、家電住宅やエネルギー向けなどの取引拡大、低採算取引の縮小が見込まれるほか、情報機器関連では周波数再編に伴うワイヤレス更新需要が寄与すると展望している。 　同証券によるレーティングは「ニュートラル（中立）」から「アウトパフォーム（強気）」に修正。目標株価は３００円から４５０円に引き上げている。（編集担当：片岡利文）