JR西日本が堅調、「LCCの脅威が解消」と評価
JR西日本 <9021> に対して、20日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行した。
同証券では、山陽新幹線に並行するLCCなどのエアラインを脅威と考え、JR西日本株のディスカウント要因と位置付けていた。しかし、LCCにおいてパイロット不足による欠航などが相次いでいるため、「エアラインに旅客を奪われる可能性は低くなった」と分析。ポジティブ要因と位置付けた。
今3月期の営業利益は、会社計画の1175億円(前期比12.7%減)に対して、同証券では1224億円と予想。消費増税後の旅客需要の反動減の小ささや、外国人旅行客の増加などを見込んでいる。また、来期はJR三越伊勢丹(大阪店)の改装効果などもあり、営業利益は1280億円に拡大すると見通している。
同証券による目標株価は、LCCリスクによるディスカウント要素を除外したことで、従来予想の3900円から4470円に上方修正。投資判断は「ニュートラル(中立)」を継続している。
JR西日本の21日の株価は、小幅安で寄り付いたもののすぐにプラス転換。午後2時2分には47円高の4214円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
JR西日本に対して、20日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行した。
japan,company
2014-05-21 13:45