決算集計速報PART5(最終版)上昇・下落が目立つ銘柄は=金山敏之
このコーナーではこれまで3月期決算企業の決算を4回に渡って集計してきましたが、先月下旬からスタートした決算発表も昨日でほぼ終りとなりました。そこで今回は決算集計速報の最終回として14日から昨日までの決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にまとめてみました。14日以降でみるとTOPIX500採用の3月期決算銘柄で60を超える企業が決算を発表していますが、これまで通り決算を受けて株価が大きく上昇あるいは下落するものも少なからずみられました。
例えば15日に決算を発表したアマダ <6113> は2016年3月期までの期間、配当と自社株買いにより稼いだ利益をすべて株主還元するという方針を発表し、株価は2日間で2割以上の急伸をみせました。一方でジャパンディスプレイ <6740> は4月28日の2014年3月期の業績予想の下方修正に続き、15日に発表した今期の会社予想もコンセンサス予想を大きく下回るなど、失望が短期間に重なったことなどから株価が大きく水準を切り下げています。このほか2期連続での最終赤字予想を発表したソニー <6758> や業績予想がコンセンサス予想に届かなかった日揮 <1963> 、クレディセゾン <8253> などの下げも目立ちました。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回は決算集計速報の最終回として14日から昨日までの決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にまとめてみました。
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2014-05-21 17:45