エンバイオ・ホールディングスは中国からの追い風に注目
エンバイオ・ホールディングス <6092> (東マ)は割安放置の是正高に期待が大きい。5月13日発表の前2014年3月期は売上げ21億800万円(前々期比41.2%増)、営業利益は2億3100万円(同111.1%増)の大幅な増収益を達成した。続く今2015年3月期も売上げ25億7000万円(前期比21.9%増)、営業利益2憶5300万円(同9.3%増)の、連続増収益の見通し。
同社は、土壌汚染の調査などのリスクコンサルティングを行う土壌汚染対策事業が主事業。そのため、今年3月の新設住宅着工戸数が消費税増前の駆け込み需要の反動で19カ月ぶりの減少に転じ、先行きへの警戒感が株価を抑えている部分もある。もっとも、調査機関では住宅着工は次第に復調に転じ、年を通じては高水準を維持するとの見方が強くなっている。また、改正土壌汚染対策法が浸透し、高水準の土壌汚染件数も想定されている
一方、同社が今後に期待をかけている中国では数十年に及ぶ急速な経済成長の結果、環境問題が深刻化している。そのため、ここへきて環境汚染企業に対する罰則を厳格化した環境保護法の改正案を可決。中国政府は環境汚染への「戦争」を宣言するなど、同社にとって追い風が吹いてきた。土壌汚染の質が違うため、今後は中国仕様の研究を進め、展開を積極化していく方針だ。東南アジアなどでも同様のケースが進んでいる模様で、アジアでの成長評価の余地は大きい。
ここ数年の売上げ推移は、2013年3月期の14億9300万円から、2014年3月期21億800万円、そして今期25億7000万円と急ピッチで増加中。利益の源泉となる売上げ増はもっと評価されるべきと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンバイオ・ホールディングス<6092>(東マ)は割安放置の是正高に期待が大きい。5月13日発表の前2014年3月期は売上げ21億800万・・・。
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2014-05-22 10:45