プラザクリエは小幅続落も今期業績の小幅減益転換を織り込み売られ過ぎ訂正買いが底流

  プラザクリエイト <7502> (JQS)は、3円安の350円と小幅続落している。5月20日にストップ高を演じただけに、目先の利益を確定する売り物が優勢になっているが、下値には、今3月期業績の小幅減収減予想を織り込み済みとして売られ過ぎ訂正買いが根強く続いている。世界最大のオンラインプリント会社のビスタプリント社(オランダ)との合弁会社が、今年3月1日に設立され、本格稼働していることも、前期業績と同様に期中の上方修正期待につながっており、5月19日につけた株式分割落ち後安値301円水準からストップ高したことも、急伸再現思惑に火を付けている。 ■新コンセプト店舗の出店加速にオンデマンドサービスの本格化も寄与   前期業績は、昨年11月の上方修正値を上ぶれ経常利益が5億200万円(前々期比62%増)、純利益が3億900万円(同72%増)と大幅続伸して着地した。イメージング事業の不採算店舗の閉鎖や業態変更が一巡し、新コンセプト「Photo&More」に基づく店舗リニューアルを実施し、モバイル事業では、複数のキャリアを取り扱う強みを生かして販売台数を着実に積み重ねてインセンティブ増加などのストック型収入が貢献してセグメントの経常利益が、前々期の1100万円の赤字から1億6000万円へ黒字転換、生産体制の見直し、経営の効率化を合わせて進めたことが上ぶれ着地につながった。   今期業績は、新コンセプトショップの一段の出店や売り場面積の拡大を進め、ビスタプリント社との合弁会社を通じて店頭とネットとの双方で利用可能な総合的なオンデマンドサービスの提供を本格化するが、消費税増税の影響などから慎重に予想、売り上げ200億円(前期比0.7%減)、経常利益5億円(同0.5%減)、純利益3億円(同2%減)と小幅減収減益とした。前期業績も、前期第2四半期累計決算発表時の昨年11月に期初予想を上方修正し、黒字転換幅を拡大しており、今期も期の進行とともに同様の業績推移への期待を高めよう。 ■分割落ち後安値からのストップ高で火が付き落ち後高値にキャッチアップ   株価は、前期第3四半期決算開示時の今年2月に期末配当の増配と株式分割(1対3)を発表し2日間のストップ高を交えて2138円まで買い進まれ、この権利落ちで400円台まで調整、今期の小幅減益予想で落ち後安値301円まで売られたが、20日にはストップ高を演じた。PERは16倍台となお売られ過ぎを示唆しており、まず4月3日につけた株式分割落ち後高値539円にキャッチアップしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
プラザクリエイト<7502>(JQS)は、3円安の350円と小幅続落している。5月20日にストップ高を演じただけに・・・。
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2014-05-22 10:45