韓国の大型スーパーや百貨店、「売上下落」が継続・・・旅客船沈没事故の影響も=韓国メディア

韓国の産業通商省は22日、4月の大型スーパーマーケットの売上高が前年同月より4.1%減少したと明らかにした。旅客船「セウォル号」沈没事故による、国内の追悼ムードの影響も大きいとみられる。複数の韓国メディアが報じた。
大型スーパーの売上高は、今年の第1四半期までの8四半期連続で減少。先月も下落し、この傾向はしばらく続くとみられている。
また、産業通商省は、百貨店の売り上げも昨年4月に比べて1.4%下落し、衣料品や雑貨、食品の売り上げが減少、海外の有名ブランドの売上高の上昇幅も低くなったと説明した。
さらに、先月の大型スーパーとデパートの売り上げ低下はセウォル号沈没事故による社会的な哀悼のムードとも関連があると思われ、流通会社は販促行事を自粛し、消費者も購買活動を控えたため、売上高に影響を与えたとの見方を強めた。
セウォル号の沈没事故後の4月第4週の遊園地の入場者数は前年同期より68.3%減少しており、同期間の週末の映画館の観客数も28.8%減少するなど、行楽地や文化施設の利用も顕著に低下した。
一方、先月から気温が上がったため、飲み物やアイスクリームなどの加工食品類の販売が増えたコンビニは、売上高が9.4%増加しているという。(編集担当:李信恵)(イメージ写真提供:123RF)
韓国の産業通商省は22日、先月の大型スーパーの売上高が前年同月より4.1%減少したと明らかにした。旅客船「セウォル号」沈没事故による、国内の追悼ムードの影響も大きいとみられる。(イメージ写真提供:123RF)
korea,accident, economic
2014-05-22 15:30