日経平均は73円高、経営統合のマクニカと富士エレが買われる
23日の日経平均株価は、73円31銭高の1万4411円10銭で寄り付いた。
前日のNYダウが10ドル高と小幅続伸。外国為替市場では米長期金利の上昇もありドルが101円台後半へと円安が進んでいる。日経平均は前日の295円高の反動が懸念されたが、円安進行などが好感され、続伸でのスタートとなった。
個別では、マクニカ <7631> と富士エレクトロニクス <9883> が経営統合を発表、富士エレは買い気配となり、マクニカも大きく買われている。TOBによる自社株購入を発表したパラマウントベッドホールディングス <7817> も買い気配。
また、ユーロ建てのCBを発表した東レ <3402> も買われ、社長の退任を発表した吉野家ホールディングス <9861> や、タイのクーデターで現地工場の影響が懸念されたトヨタ自動車 <7203> が堅調。今期営業益が12%増程度と観測された伊藤忠エネクス <8133> や、株主優待制度を新設したTHEグローバル社 <3271> も強い動きをみせている、
一方、エレキ事業を今年度に黒字にするとの方針を示したソニー <6758> は売りが先行。今1月期1Qが営業減益となったタカショー <7590> や、中期経営計画を策定した明和産業 <8103> などが軟調に推移している。(編集担当:片岡利文)
23日の日経平均株価は、73円31銭高の1万4411円10銭で寄り付いた。
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2014-05-23 08:15