アイスタイルは業績下方修正を織り込みWボトム水準から下げ過ぎ訂正で続伸
アイスタイル <3660> は、7円高の419円と続伸して始まり、5月21日に突っ込んだ上場来安値388円から底上げしている。5月9日に発表した今6月期業績の下方修正を嫌気してストップ安、最安値まで3割安したが、この安値は今年2月につけた422円と並ぶダブルボトム(Wボトム)を形成しており、2月安値後は625円高値まで倍返しの急反発をしたことを連想し、下げ過ぎ訂正期待の買い物が増勢となっている。
■「@cosme」のユニーク数は堅調も一部顧客が広告出稿を抑制
同社の今6月期業績は、5月9日に開示した今期第3四半期(3Q)決算を踏まえて下方修正した。期初予想より売り上げを5億6400万円、経常利益を3億3700万円、純利益を2億5300万円それぞれ引き下げ、純利益は、収支トントンと前期の過去最高4億2900万円からの減益転換幅を悪化させる。3Q業績が、メディア事業の主力サイト「@cosme」の月間ユニーク数は880万人と堅調に推移したものの、一部化粧品メーカーの出稿抑制で広告収益が伸び悩み、店舗事業では、ルミネ有楽町店が開店して売り場面積が拡大したものの新規サービスのスタート時期が遅れ利益が想定を下回って、前年同期比9%増収、58%経常減益、84%純益減益と減益転換して着地しており、海外展開などの成長施策の費用が一部先行していることなどから下方修正した。
■今年2月安値時も下落幅の倍返しを演じ再現思惑が強まる
株価は、今年1月開示の今期第2四半期累計業績が大幅減益転換したことが響いて422円安値まで100円安したが、同社と同業態の口コミサイトを運営するみんなのウェディング <3685> (東マ)の新規株式公開、高人気化などもサポートして下げ過ぎとして625円高値まで買い戻され倍返しした。今回もこの急反騰実績を連想し、リバウンド展開の再現思惑を高めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アイスタイル<3660>(東1)は、7円高の419円と続伸して始まり、5月21日に突っ込んだ上場来安値388円から底上げしている。
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2014-05-23 10:00