韓国への「医療観光者数」、日本人は「減少傾向」・・・打撃を受ける「漢方と皮膚科」=韓国メディア

 韓国保健福祉部は20日、2013年に韓国を医療目的で訪れた外国人患者数をまとめた資料を発表した。全体数は増加したが、日本人は12年から14.7%減少した1万6849人だった。複数の韓国メディアが報じた。  資料によると、韓国に治療目的で訪れた外国人患者は191カ国、21万1218人で、前年の15万9464人から32.5%増加した。特に中国人患者数は急増し、前年より72.5%増加した5万6075人を記録。2年連続で最多だった。  2位は米国人で3万2750人、3位はロシアで2万4026人だった。  しかし日本人は減少傾向にあり、外国人患者における日本人の割合は12年の12.4%から8.0%に落ち込んだ。  韓国メディアは日本人患者が減少した理由について、13年初めから本格化した円安ウォン安の影響を指摘した。実際、円が最高値を付けた11年の日本人患者数は2万2491人で、全体の18.4%を占めたが、安倍晋三首相が量的緩和政策を推し進めた12年から減少に転じ、同年は1万9744人だった。  日本人患者数の減少により、打撃を受けているのが韓国の漢方と皮膚科という。日本人患者は比較的軽い治療を受ける人が多く、漢方医療の利用者が23.6%、皮膚科が23.3%を占める一方、整形外科は7.3%に留まる。  保健福祉部の関係者は「安倍首相が就任してから円安が続き、訪韓観光客が減少して治療を受ける人も少なくなっているようだ」と話した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)
韓国保健福祉部は20日、2013年に韓国を医療目的で訪れた外国人患者数をまとめた資料を発表した。全体数は増加したが、日本人は12年から14.7%減少した1万6849人だった。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-23 14:30