日本株 底打ち宣言=広木隆

 日本株は底打ちしたと考える。日本株の上値を抑えてきた悪材料、すなわち円高がこれ以上進行するリスクが相当程度、後退したと思われるからだ。  年初来、日本株低迷の背景は、主に米国金利の低下とそれに伴う円高ドル安であった(グラフ1)。その円高も目先のピークを打ったと思われる。円高を招く材料がほぼ出尽くしたからだ。ドル円相場はそれらの材料を受けて一旦100円台をつけたあと、101円台後半に戻っている。これは円高材料をすべて織り込んだうえで、これ以上円高方向に進まないということを意味するものであろう。円高を招く材料とは以下のものである。  1. 日銀の追加緩和期待の後退       ほとんど潰(つい)えたと言ってもよいほどである。追加緩和について尋ねるQUICKの月次調査では…   (執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
日本株は底打ちしたと考える。日本株の上値を抑えてきた悪材料、すなわち円高がこれ以上進行するリスクが相当程度、後退したと思われるからだ。
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2014-05-23 18:00