ジョルダンは業績上方修正を買い直し割安修正期待で高値に肉薄

  ジョルダン <3710> (JQS)は、12円高の659円と反発し、1月6日につけた年初来高値661円に肉薄している。5月14日に発表した今9月期業績の上方修正、2ケタ増益転換業績を見直し割安修正買いが再燃している。日本政府観光局が、今年4月も訪日外国人旅行客が、3月に続き単月として過去最高の123万2000人(前年同月比33%増)を記録したと発表したことも、同社が昨年12月に発売した中国語、韓国語、英語対応の新商品「乗換案内Biz」の需要拡大につながるとして関連人気をサポートしている。 ■利益率の高い売り上げが伸びて販管費削減、のれん発生益も寄与   今期業績は、5月14日の第2四半期(2Q)累計決算発表時にその2Q累計業績とともに通期業績も同時に上方修正した。このうち通期業績は、売り上げを期初予想の据え置きとしたが、経常利益、純利益を各4000万円引き上げ、経常利益は、5億5000万円(前期比23%増)と増益転換率を拡大し、純利益は、3億4000万円(同28%増)と続伸幅を拡大する。   「乗換案内」の各種インターネットサービスの検索回数が、今年3月に月間約2億1000万回となり、3カ月に1回以上同社サービスを利用する無料・有料会員の合計も2Q累計期間で1000万人以上と高水準で推移、売り上げは、連結子会社が、持分法適用会社となって期初予想並みとなったが、利益は、利益率の高い売り上げの増加や販管費の削減、さらに一部の連結子会社の株式取得に伴い負ののれん益が発生したことも加わり、上方修正につながった。 ■PER10倍台、PBR0.9倍の修正で「全値戻し」から昨年来高値奪回に弾み   株価は、昨年11月の「乗換案内Biz」の発売発表や12月の消費税増税対応の法人向け新商品のリリースで2020年東京オリンピック関連人気や増税関連の特需思惑を高めて2度のストップ高を交えて700円高値まで上昇、年明け後は年初来高値から581円まで調整したが、今期第1四半期の好決算で業績上ぶれ期待を高めて半値戻し水準までリバンドし、業績上方修正で年初来高値を窺っていた。PERは10倍台、PBRは0.9倍となお割安であり、昨年12月高値700円奪回の「全値戻し」から弾みをつけ同4月の昨年来高値880円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ジョルダン<3710>(JQS)は、12円高の659円と反発し、1月6日につけた年初来高値661円に肉薄している。5月14日に発表した今9月期業績の上方修正、2ケタ増益転換業績を見直し割安修正買いが再燃している。
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2014-05-26 11:30