三井化学の目標株価を三菱UFJモルガン証が引き下げ

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で、三井化学 <4183> の目標株価を引き下げている。  今15年3月期業績について、同リポートでは「3期連続の当期純損失のあと、数々の合理化の成果を享受するステージに入る年」と見ており、焦点は効果が利益として残るかどうかにあるとコメントしている。  今期の営業利益については、会社計画の350億円(前期比40.6%増)をやや下回る340億円と予想。従来見通しを据え置いている。内訳では、ウレタン事業は「会社計画がやや楽観的すぎる」と見た一方で、石化部門の会社計画はやや保守的と見通した。  また、構造改革の進展については、会社側から合理化策を策定中と説明があった国内PTA(高純度テレフタル酸)事業について、収益にポジティブな影響を影響を与えると分析しており、ほかの事業などのリスクも含め、今後の持続性を見極める必要があると見ている。  同証券はレーティング「ニュートラル(中立)」を据え置き。目標株価は260円から230円に引き下げた。  26日の三井化学の株価は小幅高。午後1時6分時点では2円高の260円となっている。(編集担当:片岡利文)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で、三井化学の目標株価を引き下げている。
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2014-05-26 13:15