日本の自動車メーカーが「AICE」発足・・・世界的な動きが「技術同盟」生み出した=中国メディア

 トヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車、マツダ、ダイハツ、スズキ、富士重工業の自動車メーカー8社と日本自動車研究所はこのほど、「自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)」の発足を宣言した。中国メディアの南方都市報は26日、「二酸化炭素の排出削減に向けた世界的な動きが“技術同盟”を生み出した」と伝えた。  AICEは2020年までにガソリンエンジンとディーゼルエンジンなどの二酸化炭素排出量を3割削減することを目指して共同で研究を行う方針だ。記事は欧米で二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが加速していることを紹介しているが、二酸化炭素の排出削減に動いているのは中国政府も同様だ。  中国政府はこのほど温室効果ガス排出削減に向けた新しい基準を打ち出し、16年までに走行距離1キロメートルあたりの二酸化炭素排出量を117グラムまでにとどめるよう義務付ける方針だ。  中国政府が要求する基準は欧州連合(EU)の基準よりもさらに厳しく、記事は「自動車から排出される二酸化炭素量の削減に向けた世界的な動きが自動車メーカーの技術同盟を生み出した」と論じた。  記事は、AICEが2020年までにエンジンの燃焼効率を大幅に引き上げる計画であることを伝え、「排気ガスに含まれる粒子状物質と窒素酸化物の処理などについて、共同研究によって克服を狙う」と紹介。さらに、「AICEは今年度の予算として10億円を計上、経済産業省が5億円を補助し、残りを8社が分担したうえで技術の発展を目指す」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
トヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車、マツダ、ダイハツ、スズキ、富士重工業の自動車メーカー8社と日本自動車研究所はこのほど、「自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)」の発足を宣言した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-26 14:45