日経平均は140円高、終盤に上げ幅拡大し高値引け

 26日の日経平均株価は前週末比140円35銭高の1万4602円52銭と3日続伸し、高値引け。終値としては4月8日以来の1万4600円台回復となった。前週末の米国株高や、円高一服を好感した買いが入り、幅広い銘柄に買いが先行した。きょうは米国市場が祝日で休場となるため、見送りムードが強く、買い一巡後は動意が乏しくなったが、終盤は先物への断続的な買いに支えられて上げ幅を拡大した。  業種別では、大和証券グループ本社 <8601> など証券株や、アイフル <8515> などノンバンク株が上昇し、日本取引所グループ(JPX) <8697> も急伸。関西電力 <9503> など電力株も高い。  個別では、名村造船所 <7014> による完全子会社化を受けて佐世保重工業 <7007> が急伸。大型インクジェット装置の大口受注獲得を発表した石井表記 <6336> はストップ高配分され、「プレステ中国進出」が報じられたソニー <6758> や、自社株買いの実施方針が伝わったヤマトホールディングス <9064> なども堅調。  ボルテージ <3639> 、KLab <3656> 、エイチーム <3662> 、enish <3667> などスマホゲーム関連銘柄は、ネイティブアプリの好調や配信先の拡大などが好感され、値上がり率上位に名を連ねた。  半面、結腸直腸がん治療薬の試験中止を発表した大日本住友製薬 <4506> がストップ安配分され、親会社の住友化学 <4005> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前週末比140円35銭高の1万4602円52銭と3日続伸し、高値引け。
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2014-05-26 15:00