サムスン電子が決断した、「音楽配信・電子書籍」の配信終了・・・「差別化されたサービス提供に努力」と発表=韓国メディア

サムスンはこのほど、7月1日付けで音楽配信および電子書籍の配信サービスを終了すると発表した。中国メディアの第一財経は25日、「ハードウェアの製造でのし上がってきたサムスンが、ソフトウェアサービスにおいて課題に直面している」と伝えた。
記事は、サムスンが音楽配信および電子書籍の配信サービスを終了する理由について具体的に明かさなかったと紹介。ただ「ユーザー体験を向上させる差別化されたサービスの提供に努力すると発表しただけ」と伝えたほか、サムスンの広報担当が「米国で提供されている無料音楽ストリーミングサービスMilkによる影響ではない」と述べたことを紹介した。
音楽配信および電子書籍の配信サービスが終了すれば、サムスンのデジタルエンターテインメントストア「サムスンハブ(Samsung Hub)」に残るのは教育コンテンツ、映画&テレビ、ゲームの3つになってしまうが、記事は「ほかのサービスも音楽配信などと同じ運命を辿るかは現時点では未知数」と報じた。
記事は、サムスンの李健熙(イ・ゴンヒ)会長が2014年初めに同社社員にメールを送信し、「新しいコンセプトでサムスンに変革をもたらそう」と呼びかけ、5年前、10年前のビジネスモデルおよび戦略、さらにハードを中心としたビジネスモデルからの脱却を呼びかけていたと伝えた。
さらに記事はアナリストの分析を引用し、「ユーザーから歓迎されるサービスを提供できるかがサムスンが直面している課題の1つ」と伝えたほか、「サムスンは取捨選択を行い、ゲームなど特定の分野に注力するつもりなのかもしれない」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
サムスンはこのほど、7月1日付けで音楽配信および電子書籍の配信サービスを終了すると発表した。中国メディアの第一財経は25日、「ハードウェアの製造でのし上がってきたサムスンが、ソフトウェアサービスにおいて課題に直面している」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-26 16:00