韓国自動車メーカー、中国でシェア伸ばす・・・「韓流」で販促行う事例も＝中国報道

　中国の自動車市場で韓国系自動車メーカーがシェアを伸ばしている。中国メディアの国際商報は２３日、「現代自動車と起亜自動車はいずれも中国市場への参入が遅かったにもかかわらず、中国自動車市場でのシェア拡大でリードしている」と伝えた。 　２０１４年第１四半期の中国市場における韓国系自動車の市場シェアは９．０４％と過去最高を記録した。記事は「北京現代に代表される韓国系自動車メーカーはわが自動車市場にとって無くてはならない牽引力となっている」と評価した。 　長年、低価格と躍動感あるデザインを武器に中国市場で生き残ってきた韓国系自動車メーカーは現在、中国で流行している韓流ドラマを販促に活用している。 　北京現代は１４年北京モーターショーにｉｘ２５コンセプトを出展したが、ｉｘ２５のイメージキャラクターに起用された韓流スターのキム・スヒョンも北京モーターショーに登場した。キム・スヒョンが会場に姿を現すと現場は一気にヒートアップ、「ｉｘ２５は北京モーターショーの現場でもっとも注目を集めた話題になった」とし、北京現代の販売戦略が功を奏した事例として紹介した。 　記事は「北京現代による牽引のもと、韓国系自動車メーカーは中国市場で急速に成長している」とし、１３年における中国自動車市場でのシェアが１０年に比べて１．２７ポイント増の８．８％に達したことを紹介。さらに１４年第１四半期におけるシェアは９．０４％にまで伸びたほか、４月における北京現代、東風悦達起亜の販売台数が前年同期比９％増の１４万２７４９台に達したことを伝えた。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供:（C） Ritu Jethani/１２３RF.COM）