日経平均は12円安スタート、直後にプラス転換

 27日の日経平均株価は、12円73銭安の1万4589円79銭でスタート。  前日の米国株式市場は休場となっており、シドニーの外国為替市場はドルが101円台後半で推移。ウクライナの空港での紛争や、漁船追突による中国・ベトナム間の緊張など懸念材料はあるものの、買い材料・売り材料ともに乏しく、日経平均は12円安と小動きで寄り付いたあと、プラスに転じている。  個別では、前期における5期ぶりの復配を発表した三井住建道路 <1776> 、米BioServe社の子会社化を発表したリプロセル <4978> が買い気配でスタート。  また、DNAの解析事業に参入するとの報道でディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> が大幅高しているほか、中期的な1株利益増加計画が報じられたAOKIホールディングス <8214> などが買い先行となっている。国内繊維産業では約40年ぶりの設備増強に乗り出すと報じられた旭化成 <3407> 、今後3年間の業績が計画よりも上ぶれそうだと観測された富士重工業 <7270> も買われている。  一方、金融支援を要請し375億円を金融機関などから調達するユニチカ <3103> が売り気配となり、公募増資などで約25億円を調達すると発表したリンクアンドモチベーション <2170> が急落している。(編集担当:片岡利文)
27日の日経平均株価は、12円73銭安の1万4589円79銭でスタート。
japan,economic
2014-05-27 09:00