ウォーターDは安値水準から4連騰、今期純利益の増益転換を評価して下げ過ぎ訂正

  ウォーターダイレクト(ウォーターD) <2588> (東2)は、1円高の591円と小幅ながら4営業日続伸して始まり、2月4日につけた年初来安値540円に並ぶ安値水準からの底上げを鮮明化している。今3月期純利益の増益転換予想を評価して下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。4月24日に熱中症対策のパウダータイプの新商品「経口補水液 クリティアプラス」を発売したこともシーズン・ストック人気を高めている。 ■熱中症対策の新製品を投入するなど需要最盛期対応は万全   同社の今3月期業績は、売り上げ94億7000万円(前期比8%増)、経常利益5億2000万円(同27%増)、純利益2億7000万円(同8%増)と予想され、昨年11月に下方修正され増収・経常増益率を縮めた前期から続伸するとともに、純利益は増益転換する。ナチュラルミネラルウォーター「CLYTIA25」の生産能力が、昨年8月の富士吉田工場の増設完了で月間115万本に高まり、前期末のウォーターサーバーの設置台数が、前々期比2万4534台純増の18万4437台、前期販売実績が、前々期の445万2000本から558万4000本にそれぞれ拡大し、今期も順調に推移することや、光通信 <9435> との合弁会社によるテレマーケティング強化、法人需要の積極開拓、さらに前期業績の下ぶれ要因となった富士吉田工場の能力増強に伴う一時的な作業効率の低下、業容拡大に向けた販管費の負担増などが一巡することなども好決算につながる。   関東甲信地方では、平年では6月8日ごろに梅雨入りし「CLYTIA25」の需要最盛期を迎えるが、積極的なテレビコマーシャルを継続し熱中症対策の新商品を積極投入するなど対応策を推進しており、業績押し上げ効果が期待される。 ■再度のダメ押しから25日線をクリアし下げ過ぎ訂正にトライ   株価は、今年2月の株式分割権利落ち後安値540円から下げ過ぎ訂正で680円までリバウンド、今年4月の東証第2部への市場変更などをサポート材料に25日移動線を出没する600円台固めを継続、再度の542円安値へのダメ押しから25日線をクリアした。PERは17倍台となお下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ウォーターダイレクト<ウォーターD、2588>(東2)は、1円高の591円と小幅ながら4営業日続伸して始まり、2月4日につけた年初来安値540円に並ぶ安値水準からの底上げを鮮明化している。
economic
2014-05-27 10:00