協立情報通信は公開価格水準から増益転換業績評価の割安株買いで続急伸
協立情報通信 <3670> (JQS)は、80円高の1650円と続急伸し、昨年2月の新規株式公開(IPO)時の公開価格1500円に並ぶ安値水準からの底上げを加速している。今2月期業績の増益転換予想と配当を50円と高位安定継続することを手掛かりに、売られ過ぎ訂正買いが増勢となっている。マイクロソフトの「Windows XP」のサポートサービス終了に伴う切り替え需要が継続していることも、業績上ぶれ期待を高めてフォローの材料視されている。
■情報創造コミニティのリニューアルで新規来場社が増加
同社の今2月期業績は、売り上げ56億200万円(前期比5%増)、経常利益2億4800万円(同15%増)、純利益1億3800万円(同7%増)と増益転換を見込んでいる。ソリューション事業では、同社のセミナーを開催する情報創造コミュニティを前期にリニューアルしたことで来場社が増加し、前期実績では新規来場社比率が4割に達しており、さらに「クラウド」、「セキュリティ」などの成長が予想され分野へのソリューション提案を強化して、レンタル・保守・教育サービスなどのストック収益の倍増を目指し、モバイル事業では、マイクロソフトのクラウド・サービス「Office365」とタブレットを組み合わせた法人向けソリューション提案を強化するとともに、個人向けの買替需要を獲得、ドコモショップの固定費を削減することなどが要因となる。
配当は、昨年2月IPO時から年間配当50円を維持することを表明、新興市場のIPO株としては希少な有配株と好感され、前期末には株主優待制度も導入しており、今期もこの50円配当を継続する。
■PERは14倍台、配当利回りは3.0%と売られ過ぎを示唆
株価は、IPO時には50円の高配当予想を歓迎して上場2日目に公開価格を3.3倍上回る5000円で初値をつけ、上場来高値5700円まで買い進まれる高人気となったが、昨年10月の前期業績の下方修正などが響いて下値を探り、期末の高配当利回り買いでいったんは2000円台を回復したが、公開価格目前の1513円まで再調整した。PERは14倍台、配当利回りは3.0%となお下げ過ぎを示唆しており、一段の底上げに進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
協立情報通信<3670>(JQS)は、80円高の1650円と続急伸し、昨年2月の新規株式公開(IPO)時の公開価格1500円に並ぶ安値水準からの底上げを加速している。
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2014-05-27 11:00