エンビプロは廃棄物処理のワンストップサービスで差別化図る

  エンビプロ <5698> (東2)が出直り足を鮮明にしてきた。PBRがわずか0.51倍、それにPERも6.0倍という割安さに着目する向きが増えている。商いが増えればさらに注目度が高まるという好循環パターンに入りつつあるようだ。   同社は、企業、解体物件などから排出される金属スクラップおよび産業廃棄物の資源リサイクルが主たる事業。これら廃棄物を収集運搬し、同社グループの中間処理工場で処理することによって、鉄スクラップ、非鉄(銅、アルミニウム、ステンレス等)、プラスチック等のリサイクル資源を生産し、国内外に販売している。   資源リサイクルビジネスでは如何に安定的にかつ大量に仕入れるかが重要。同社は国内では事業拠点が9カ所、鉄スクラップヤード8カ所など、合計23カ所の国内拠点を持ち、営業エリアが広いことが強み。例えば使用済み自動車などは破砕してそれを銅、アルミステンレスなどに選別加工するが、業界随一のプラント数と高度選別加工技術を持つ。多種多様の品目のリサイクルができ廃棄物処理をワンストップサービスで提供することで他社との差別化を図っている。廃棄物を大量に排出する企業のリサイクルニーズにワンストップで応えられる会社は少なく、そこが同社を評価する要素と言える。   5月14日に発表された今2014年6月期の第3四半期累計決算は、売上げが256億4200万円(前年同期比5.8%減)、営業利益3億9700万円(同33.5%減)となった。今6月期通期では売上げ397億3000万円(前期比4.6%増)、営業利益7億9700万円(同3.6%減)へ盛り返す見通しで、足元の好転が来期業績への期待感を刺激しそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンビプロ<5698>(東2)が出直り足を鮮明にしてきた。PBRがわずか0.51倍、それにPERも6.0倍という割安さに着目する向きが増えている。
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2014-05-27 12:45