日経平均終値は34円高、リプロセル、イナリサーチなどストップ高

 27日の日経平均株価終値は、34円00銭高の1万4636円52銭と4日続伸。  前日の米国株式市場が休場のため、外的要因に乏しく、日経平均は12円安の1万4589円と小幅安で寄り付いた。しかし、前日までの上昇で日本株への買い安心感が高まっていることもあり、すぐに日経平均はプラス転換。1万4700円台を中心に推移し、4月7日以来の水準まで買われた。  一方、午後2時すぎからは利益確定売りが台頭し、急速に上げ幅を縮小した。  個別では、、米バイオ企業の子会社化を発表したリプロセル <4978> や、複数の大学と共同研究契約を締結したイナリサーチ <2176> がストップ高まで買われ、タカラバイオ <4974> などほかのバイオ企業も強含んだ。光通信 <9435> による完全子会社化を発表したパイオン <2799> も一時ストップ高に買われている。  ほかにも、自社株買いや前期の復配が好感された三井住建道路 <1776> 、営業利益の計画上ブレが観測された富士重工業 <7270> 、決算説明会で見直し買いが進んだイマジカ・ロボット ホールディングス <6879> なども強い動きをみせた。  一方、業績予想を大幅下方修正し、金融機関などから375億円を調達するユニチカ <3103> が急落。国内証券が目標株価を引き下げたスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 、公募増資などで約25億円を調達するリンクアンドモチベーション <2170> なども軟調となった。  前日までの急騰の反動安に見舞われた名村造船所 <7014> 、佐世保重工業 <7007> も大幅安となっている。  業種別では、パルプ・紙、証券、鉄鋼、不動産株などが強含んでおり、海運、電力・ガス、繊維、鉱業、石油製品株などが売られた。(編集担当:片岡利文)
27日の日経平均株価終値は、34円00銭高の1万4636円52銭と4日続伸。
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2014-05-27 15:00