韓国自動車メーカー、海外市場で「販売好調」・・・FTAで「販路開拓」促進か=中国報道

 中国メディアの中研網は21日、欧州市場の不調と日本車の値下げ攻勢があった2013年を除き、韓国車および部品の販売が近年、勢い良く伸びていると報じた。  現代自動車や起亜自動車、ルノーサムスン、韓国GM、双竜自動車など韓国自動車メーカーの2014年4月における販売台数は前年比8.0%増の80万2657台となった。うち海外での販売は67万2512台で前年同月比7.7%増となり、海外市場での販売が好調であることを示した。  経済協力開発機構は、韓国の14年の国内総生産(GDP)成長率が4%に達すると予測しており、その理由として記事は「韓国が海外諸国と締結した自由貿易協定(FTA)が対外貿易ならびにGDPの伸びに対して明らかにプラスの影響をもたらしているため」と伝えた。  さらに、韓国が米国やEUとのFTA発効に続いて、オーストラリアおよびカナダとのFTA交渉を相次いで妥結したことは、韓国の海外での販路開拓が新しいステージに突入したことを意味すると指摘、「カナダとオーストラリアは自動車強国ではないため、両国とのFTA妥結は韓国の自動車および部品輸出にとって極めて有利になる」と伝えた。  韓国が海外諸国との間で締結したFTAのうち、すでに発効しているのは9協定に達し、さらに交渉が妥結したFTAは3協定にのぼることについて、記事は「典型的な外需依存型経済である韓国は近年、積極的な貿易戦略を推し進めている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中研網は21日、欧州市場の不調と日本車の値下げ攻勢があった2013年を除き、韓国車および部品の販売が近年、勢い良く伸びていると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-27 17:30