芝浦メカトロニクスはダメ押し完了、来期の収益好転を評価へ
芝浦メカトロニクス <6590> はダメ押しを完了し、出直り相場への復帰が有力になってきた。今2014年3月期の9月中間決算は、営業利益1億4000万円と、前年同期の4億8900万円の損失から改善した。ファインメカトロニクス部門は、半導体前工程関連が減少したが、液晶パネル前工程関連は、中小型に加え、中国のテレビ向けなど大型液晶パネル関連も順調。メカトロニクスシステム部門は、スマートフォンの普及拡大を背景に、関連する部材を生産するための液晶モジュール工程、半導体組立工程関連が堅調だった。
ただ、下期も液晶パネル、半導体業界で投資に対して慎重な動きが続く見通しにあることを踏まえ、営業利益は従来の14億円から7億円(前期5900万円)に引き下げた。スマートフォンの普及拡大を背景に、関連分野の顧客の設備投資の回復を見込み、半導体関連では技術革新で微細化関連装置の売り上げ拡大を図る。
メモリは日本。韓国で設備投資の動きが見られるほか、台湾でも投資意欲は旺盛。同社はこれにあわせ中小型液晶パネル関連や半導体関連の販売拡大に注力する方針。後半の受注額は中間期の176億円から224億円に増える見通しだ。
従ってアナリスト筋は、減額された今期の営業利益に付いて大幅な増額が有力と見ている。業容の性格上、業績はひとたび立ち直ると、利益の上昇スピードが急角度になるのが特徴。従って、来期の業績は市場の予想を上回る増益確保の可能性が強くなってきた。絶好の買い局面を迎えていると思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
芝浦メカトロニクス<6590>(東1)はダメ押しを完了し、出直り相場への復帰が有力になってきた。今2014年3月期の9月中間決算は、営業利益1億4000万円と、前年同期の4億8900万円の損失から改善した。
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2013-12-26 10:45