日経平均は34円高で取引終了、5日続伸は今年初

 28日の日経平均株価は前日比34円43銭高の1万4670円95銭と5日続伸して取引を終えた。日経平均の5日続伸は昨年(13年)12月の17―30日(9日続伸)以来。    米株高など外部環境の改善を好感した買いが下値を支えた一方、利益確定売りが上値を抑え、序盤は前日終値を挟んで方向感の欠く展開となった。先物への断続的な買いを支えに後場は上げ幅を拡大したものの、終盤にかけて伸び悩んだ。  個別では、極薄リチウム電池の量産が報じられたFDK <6955> がストップ高配分され、古河電池 <6937> など電池関連株の一角にも買いが入った。発酵青バナナ末由来の新規機能性素材の上市を発表したファーマフーズ <2929> も人気化した。外資系証券による格上げが観測された大成建設 <1801> や、別の外資系証券が投資判断を2段階引き上げた清水建設 <1803> なども急伸した。  半面、15年4月期業績予想が市場の期待値に届かなかったアインファーマシーズ <9627> は大幅安。14年10月期業績予想を下方修正したファースト住建 <8917> も売りが先行。公募増資などを発表した三井不動産 <8801> も急落した。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比34円43銭高の1万4670円95銭と5日続伸して取引を終えた。
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2014-05-28 15:00