スポット金相場は大幅に下落、米経済指標受け

 火曜日(5月27日)のNY時間、米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が27日発表した5月の消費者信頼感指数は83.0と、前月の81.7 (改定値)から上昇した。また、商務省が発表した4月の耐久財新規受注は前月比0.8増と、市場予想の0.5%減に反し増加した。国防資本財や輸送、電気機器などへの堅調な需要が追い風となった。  ただ、企業の設備投資の目安とされる航空機を除く非国防資本財は1.2%減と、前月の4.7%増(上方修正)から予想外にマイナスに転じたことを受け、経済成長が第2四半期に大幅に持ち直すとの期待に冷や水を浴びせる結果となった。    経済指標を受け、ドル対主要通貨が上昇。一時ユーロドルが1.3611、ポンドドルが1.6781まで下落した。    27日のスポット金相場は大幅に下落。強い米経済指標を受け、米株式市場でS&P500種は最高値となる1911.61を付けた。欧州中央銀行(ECB)が利下げを行うとの見方などから、株式への投資意欲が高まったことで、実物資産金の代替需要が減退し、一時スポット金価格は1264.1まで売られた。1日の下げ幅としては昨年12月以来の大きさとなった。  27日のNY原油は反落。長い連休より利食い売りを加え、米国には増加する燃料需要に対応できる十分な在庫があるとの見方から、前週付けた5週間ぶり高値から下げた。市場は19日の米エネルギー情報局(EIA)により原油在庫統計の発表に注目している。(情報提供:東岳証券株式会社)
27日のスポット金相場は大幅に下落。強い米経済指標を受け、米株式市場でS&P500種は最高値となる1911.61を付けた。欧州中央銀行(ECB)が利下げを行うとの見方などから、株式への投資意欲が高まったことで、実物資産金の代替需要が減退し、一時スポット金価格は1264.1まで売られた。
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2014-05-28 16:00