日経平均は８５円安で寄り付き、ＮＹダウは５日ぶり反落

　２９日の日経平均株価は、８５円３１銭安の１万４５８５円６４銭で寄り付き。 　前日のＮＹダウが４２ドル安と５日ぶりの反落。外国為替市場ではドルが１０１円台後半で推移、やや円高傾向が見られている。日経平均は前日まで５日続伸の反動もあり、反落してのスタートとなった。 　個別では、日本で新たな特許が成立したメディネット（MDNT） <2370> が買い気配でスタート。強気の中期計画を発表したサニックス <4651> 、ＴＴＸ―Ｓの遮断薬が特許査定を受けたラクオリア創薬 <4579> や、来５月期経常利益が２９％増と観測されたシグマ光機 <7713> 、６年ぶりの株主優待再開が報じられたゴルフダイジェスト・オンライン（ＧＤＯ） <3319> なども買い気配となっている。 　また、５年ぶりの無借金経営となる見通が報じられた栄研化学 <4549> 、東南アジアで小型水力発電事業に乗り出す見通しの明電舎 <6508> が急伸した。カジノ運営の投資会社を設立する方針が伝えられたコナミ <9766> も強い動き。 　一方、３５０億円の普通社債を発行するＪＸホールディングス <5020> は小幅安。日米でベンチャー投資の会社を設立すると報道のあったオムロン <6645> は売りが先行している。ｉＰａｄの販売を開始するＮＴＴドコモ <9437> 、４００億円の普通社債発行を発表した三菱電機 <6503> などは小動きでスタートした。（編集担当：片岡利文）