日ハムの投資判断をゴールドマン証が引き下げ
日本ハム <2282> に対して、ゴールドマン・サックス証券が29日付でリポートを発行。投資判断を引き下げている。
同リポートでは業績見通しは修正しておらず、「営業利益の約75%を占める食肉事業の収益拡大は、今15年3月期も続く」と分析。自社農場を所有する強みを生かし、世界的な食肉市況上昇の恩恵をフルに享受できるとコメントしている。
また、前期に劇的な収益改善を果たした豪州事業については、「今期は減益となるが、約40億円の高水準な利益水準を確保する」と見通している。
ただし、目標株価の算出基準の変更や、4月・5月の株価上昇で業績モメンタムの強さは株価にほぼ織り込まれたと判断。投資判断は「買い」から「中立」に引き下げた。
目標株価は1900円から1950円に引き上げたが、上昇余地は限定的と見ており、「さらなる評価には継続的な自社株買いなどの施策が必要」と言及している。
日ハムの29日の株価は、前場に41円安(2.1%安)の1950円まで売られる場面があった。(編集担当:片岡利文)
日本ハムに対して、ゴールドマン・サックス証券が29日付でリポートを発行。投資判断を引き下げている。
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2014-05-29 13:00