ユニチャームの目標株価を三菱UFJモルガン証が引き上げ

 ユニ・チャーム <8113> に対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行している。  同証券では、今12月期の営業利益予想について、従来予想の616億円から586億円(決算変更を考慮した実質伸び率は11.7%増)に引き下げており、来期や16年12月期の営業利益予想も減額している。これは、決算期変更による対象期間の問題や、現地通貨安で海外子会社の収益予想を引き下げたことなどが要因となっている。  一方、中国事業は今年4月のベビーケア売上が2ケタ増と回復したもようであり、さらには、中国ですでに高い小売り配荷率とマーケティング力を有している点などから、「会社計画達成の可能性は高い」と見通している。また、インドネシアについても「中期的な成長力は健在」とコメントした。  これらの要因から、同リポートでは目標株価を6500円から7200円に引き上げ。投資判断は「アウトパフォーム(強気)」を据え置いている。  ユニチャームの29日の株価は、朝方に一時66円高の6041円まで売られたものの、その後は前日終値の6107円付近に戻してもみ合っている。(編集担当:片岡利文)
ユニ・チャームに対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行している。
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2014-05-29 14:00