日経平均終値は10円高と6日続伸、仁丹がストップ高

 29日の日経平均株価終値は、10円77銭高の1万4681円72銭と6日続伸。  前日NYダウが5日ぶりの反落。外国為替市場でやや円高が進んだこともあり、日経平均は85円安で寄り付いた。ただし、売り一巡後は買い戻しの動きが強まり、下げ幅を徐々に縮小。後場に入ると日経平均は小幅ながらもプラスに転じ、終値では6日続伸となった。  個別では、経口ワクチンの特許権取得を取引時間中に発表した森下仁丹 <4524> がストップ高。韓国企業との代理店契約締結を発表したジャパンマテリアル <6055> や、強気の中期計画を発表したサニックス <4651> 、TTX―Sの遮断薬が特許査定を受けたラクオリア創薬 <4579> なども急伸した。  また、外資系証券が投資評価を最上位に引き上げたカルソニックカンセイ <7248> が大幅高となり、日本で新たな特許が成立したメディネット <2370> や、6年ぶりの株主優待再開が報じられたゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) <3319> も大きく買われた。  一方、外資系証券が投資判断を引き下げた日本ハム <2282> やリンナイ <5947> が軟調となり、iPadを販売すると発表したNTTドコモ <9437> は小動きとなった。  業種別では、水産、パルプ・紙、自動車、タイヤ、石油製品株が買われ、非鉄金属、鉱業、不動産、医薬品株などが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
29日の日経平均株価終値は、10円77銭高の1万4681円72銭と6日続伸。
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2014-05-29 15:15