サンセイランディックは好業績、成長性に見直し人気高まる

  サンセイランディック <3277> (JQS)は見直し人気加速の局面を迎えた。25日に今2013年12月期の業績について、利益の増額修正が公表された。売上げは従来見通しの108億4500万円が92億3600万円(前期94億7500万円)に減額された。しかし、営業利益は6億6400万円から8億6800万円(同5億1700万円)に大幅に増額された。営業利益は2011年12月期の7億4900万円を上回り、過去最高の水準となる。   同社は、旧借地法・借家法の適用される底地等に係る不動産販売、戸建注文住宅などの建築、賃貸物件の管理などを行なっている。一つの不動産に複数の権利者がいるため、自由な活用が制限され、資産価値が低くなっている物件を土地所有者から買取り、権利関係を調整することによって、不動産の価値を高め、それを販売している。   今回の増額については、大型案件の底地販売が一部来期にずれ込み、売上は計画下回ったものの、底地販売の利益率改善や好採算の居抜き物件の販売が利益を押し上げた。販売手数料の減少も利益上振れに貢献した。   今期の第3四半期累計決算は11月14日。そこで想定された営業利益6億6400万円が、短時日のうちに改定されたことは同社を取り巻く状況が足元で急速に好転していることを示している。第3四半期累計の営業利益は1億900万円にとどまっていたので、第4四半期は7億5900万円の利益計上となる。第4四半期に販売を予定していた大型案件の底地等の販売が、一部来期にずれ込んでいることなどを勘案すると、来期の業績見通しも明るい。   同社が取り扱う旧法が適用される底地は、まだ手つかずの物件が多い。現在、仕入れ物件情報は不動産仲介業者中心だが、近年は、金融機関や税理士などからの情報入手も増加している。情報量の増加はそのまま同社の収益押し上げに多大な効果をもたらす方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
サンセイランディック<3277>(JQS)は見直し人気加速の局面を迎えた。25日に今2013年12月期の業績について、利益の増額修正が公表された。
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2013-12-26 12:45