日経平均は25円高スタート、米株高を好感も上値限定的

 30日の日経平均株価は前日比25円94銭高の1万4707円66銭で寄り付いた。前日にNYダウが反発したことを好感した買いが先行したが、ドル・円が101円台後半で伸び悩んでいるため、朝方の時点で日経平均の上値は限られている。  個別では、14年10月期業績予想を上方修正したカナモト <9678> や、4月中間期業績予想を上方修正したくらコーポレーション <2695> が上昇。自社株買いを発表した井関農機 <6310> も買われた。株式分割や株主優待制度の導入を発表したファルテック <7215> は買い気配スタート。産学官が再生医療技術で人の心臓の筋肉などを量産する技術を開発すると報じられ、リプロセル <4978> なども急伸した。  半面、前日まで連日高のゲオディノス <4650> やFDK <6955> 、前日急騰したネクストウェア <4814> 、テリロジー <3356> などは利益確定売りが先行した。東証1部の業種別では、石油関連株や陸運株、ガラス株の上値が重い。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比25円94銭高の1万4707円66銭で寄り付いた。
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2014-05-30 09:15