日経平均は49円安と7日ぶり反落、週末・月末で上値重い
30日の日経平均株価は前日比49円34銭安の1万4632円38銭と7営業日ぶりに反落して取引を終えたが、TOPIXは辛うじてプラス圏を維持し、3月24日―4月3日(9日続伸)以来の7日続伸となった。
米国株の上昇を受けて買いが先行したものの、週末・月末の手じまい売りなどが上値を抑えた。ドル・円が弱含み(円高)で推移したことも重し。ただ、下値は限定的で、日経平均は後場寄り直後に下げ幅を90円程度に拡大したあと下げ渋った。
業種別では、北越紀州製紙 <3865> 、レンゴー <3941> などパルプ・紙株や、野村ホールディングス <8604> など証券株、大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> など非鉄金属株、クレディセゾン <8253> などノンバンク株などが弱含みで推移した。一方、政府が原子力損害賠償法の改正作業に着手すると一部で報じられ、東京電力 <9501> など電力株が一時急伸した。
個別では、連日高のアドテック プラズマ テクノロジー <6668> やゲオディノス <4650> 、前日に急伸したソフトフロント <2321> 、ネクストウェア <4814> 、FDK <6955> などは利益確定売りに押された。
半面、アステラス製薬 <4503> が共同開発を進める組換えインフルワクチンの国内承認申請を行ったと発表したUMNファーマ <4585> や良品計画 <7453> と共同で開発した3種類のキッチンの販売開始を発表したサンワカンパニー <3187> などはストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比49円34銭安の1万4632円38銭と7営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-05-30 15:00