アライドアーキは新サービスの提供開始で連続最高純益を見直し急反発

  アライドアーキテクツ <6081> (東マ)は、145円高の2250円まで上げて急反発している。前週末30日から同社のFacebookキャンペーン支援プラットフォーム「モニプラfor Facebook(モニプラFB)」上で新サービス「速攻サンプリング」の提供を開始したことから、今12月期純利益の連続した過去最高更新予想を見直し下げ過ぎ訂正買いが再燃している。今期第1四半期(1Q)業績が、期初予想の12月通期業績に対して低利益進捗率で着地したことも、5月21日に突っ込んだ上場来安値1622円で織り込み済みとの市場コンセンサスも強まっている。 ■1Q利益は低進捗率も売り上げは四半期として過去最高   「速攻サンプリング」は、同社の「モニプラFB」とSBギフト社(福岡県福岡市)の電子ギフトサービス「店頭受取型電子ギフト」を組み合わせ、企業メーカー向けに販売促進をスピーディ、手軽に実施できるパッケージサービスである。企業メーカーはスマートフォンを通じてキャンペーン・モニターを募集する一方、商品はコンビニ店でモニター自らが受け取り、企業側は商品の配送費や人件費などのコストが削減でき、モニター側でも、スマホ経由の応募と商品引き換えが可能となり負担を受けることなく手軽に商品体験をすることが可能となる。「モニプラFB」のFacebookユーザーは、100万人を超え、顧客企業も2500社以上となっており、同社のソーシャルメディア(SNS)マーケティング事業の一段の業容拡大につながる。   一方、同社の今期業績は好調であり、売り上げ25億1500万円(前期比47%増)、経常利益4億100万円(同31%増)、純利益2億4800万円(同28%増)と予想され、純利益は、連続して過去最高を更新する。「モニプラFB」サービスでの機能追加、電通 <4324> 、凸版印刷 <7911> などとの相次ぐ業務提携、新規事業の立ち上げ、さらにベトナムなど海外展開の加速などが要因となるもので、開発スタッフ強化や広告宣伝費などの負担増を吸収する。   今期1Q業績は、四半期決算が初作成となるため前年同期比較はなく、利益は、通期予想業績に対して20~18%の利益進捗率と目安の25%を下回ったが、売り上げは5億1800万円と四半期として過去最高を達成しており、12月通期業績は、期初予想に変更はない。 ■上場来高値からの値幅・日柄調整とも十分で一段の底上げにトライ   株価は、昨年11月に公開価格1700円で新規株式公開(IPO)され、5600円で初値をつけ上場来高値6600円まで買い進まれたが、同高値から調整一方となり、1Q低利益進捗率業績で同安値1655円までダメ押しをした。この調整値幅は約5000円、調整日柄は5カ月と十分となっている。この最安値からこれまで上値抵抗線となっていた25日移動平均線をようやく上回ってきており、一段の底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アライドアーキテクツ<6081>(東マ)は、145円高の2250円と急反発している。前週末30日から同社のFacebookキャンペーン支援プラットフォーム・・・。
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2014-06-02 11:30