コマツが堅調、粟津新施設の完成で競争力強化に期待

　コマツ <6301> が堅調。午後０時３３分に３４円高の２２５１円まで買われている。 　２日付の日本経済新聞が、３０日に完成した同社の粟津工場新施設の機能を紹介。注目を集めている。 　旧２棟を集約する形でつくられた新棟は、従来施設よりも床面積が３割減少しながらも、生産能力は５割増となっている。また、太陽光など自家発電の利用や省エネ機器の活用などで、購入電力量が従来の８％ほどで済むという。 　電力価格の上昇や原材料高・人件費の高騰などが懸念されるなか、競争力強化につながると見られており、コマツでは今後も３００億―４００億円をかけて他の老朽工場の刷新に取り組むとされている。（編集担当：片岡利文）