日経平均は大幅反発し303円高、全33業種が上昇

 2日の日経平均株価終値は、303円54銭高の1万4935円92銭と大幅反発。  NISAの非課税枠拡大方針が報じられたことや、前週末のNYダウが約2週間ぶりに最高値を更新したことを好感し、日経平均は朝方から大幅高。145円高の1万4777円で寄り付いた。  その後も買いの勢いが継続し、日経平均は後場に上昇幅が300円を突破。一時は4月4日以来の1万5000円台に接近した。  個別では、新たな特許取得が材料視されたスリー・ディー・マトリックス <7777> 、バイオベンチャーと共同研究契約を締結した免疫生物研究所 <4570> 、細胞医薬品の生産に参入と報じられたJCRファーマ <4552> などが急騰。バイオ関連銘柄に新材料が相次いだ。  また、特別利益発生で今3月期の純利益予想を上方修正した新日本無線 <6911> が大きく買われ、国内証券が投資判断を引き上げた日本トリム <6788> や島津製作所 <7701> なども大幅高している。  一方、米生保企業の買収方針が伝えられ、取引時間中には公募増資を検討とも報じられた第一生命保険 <8750> が急落。今7月期の業績予想の下方修正した大和コンピューター <3816> 、公募増資を発表した帝国電機製作所 <6333> なども弱含んでいる。  業種別では、全33業種が上昇。不動産、非鉄金属、倉庫、精密機器、機械、電気機器株などが強い動きをみせた。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価終値は、303円54銭高の1万4935円92銭と大幅反発。
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2014-06-02 15:00