資本効率が大きく改善している銘柄は=金山敏之

 土曜日の日本経済新聞では日本企業の資本効率が改善しており、東証1部上場企業の2013年度の自己資本利益率<ROE>は8.6%と前年度に比べ3ポイント強上昇し6年ぶりの高水準となったと伝えています。ただ、2013年度は売上高純利益率が3.71%と1.4ポイント上昇し過去30年で最も高かった2007年度に迫る一方で、財務レバレッジが2.67倍とまだ低水準で、ROEは直近で最も高かった2005年度の9.5%に及ばなかったと分析しています。  こうした資本効率を示すROEは、1月に算出が始まった新指数「JPX日経インデックス400」の銘柄選考基準の一つとなったことなどもあって、マーケットでの関心が一段と高まっています。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に前期ROEの改善が大きかった銘柄をピックアップしてみました。改善が著しかった銘柄には、マツダ <7261> や、三菱自動車 <7211> 、富士重工業 <7270> 、トヨタ <7203> などの自動車株が目立つうえ、一桁台だったROEが二桁乗せとなったものが多くみられます。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
資本効率を示すROEは、1月に算出が始まった新指数「JPX日経インデックス400」の銘柄選考基準の一つとなったことなどもあって、マーケットでの関心が一段と高まっています。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に前期ROEの改善が大きかった銘柄をピックアップしてみました。
economic,fxExchange
2014-06-02 17:15