日経平均は164円高と7日続伸、インフラ関連に物色
26日の日経平均株価終値は、164円45銭高の1万6174円44銭と7日続伸。
前日の米国株市場は休場だったが、朝方の外国為替市場でドルが104円台半ばまで円安が進行したことで、日経平均は77円高でスタート。その後の上昇で、場中としては2007年11月以来の水準まで買われ、後場も高値でもみ合った。
個別では、高速道路の有料期間を15年延長するとの政府方針が報じられ、道路株、橋りょう株、セメント株、ゼネコン株などが急騰。日経平均の高値更新を好感し、大和証券グループ本社 <8601> など証券株も急伸した。
また、安倍首相の靖国神社参拝で日中関係の緊張が懸念され、豊和工業 <6203> など防衛関連株も物色されたほか、連日大きな値動きが続くネットゲーム関連では、連続でストップ高を付けていたエイチーム <3662> が急落した一方で、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> がストップ高まで買われた。
他にも、朝日新聞社と資本業務提携が好感された朝日ネット <3834> や、場中に今期予想を上方修正した帝国繊維 <3302> 、今3月期予想を上方修正した九電工 <1959> 、今11月期の大幅営業増益予想を発表した象印マホービン <7965> などが大きく買われている。
一方、12月期の営業利益予想を下方修正したキヤノン電子 <7739> 、11月中間期の純利益予想を大幅減額したハニーズ <2792> などが売られている。
業種別では、証券株、建設株、パルプ・紙株、海運株、自動車株などが強含んだ。(編集担当:片岡利文)
26日の日経平均株価終値は、164円45銭高の1万6174円44銭と7日続伸。
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2013-12-26 15:00