大成建の投資評価を大和証が引き上げ、最上位に

 2日付の大和証券リポートが、大成建設 <1801> の投資評価を引き上げている。  今15年3月期の営業利益予想について、会社計画では前期比13%増の470億円を見通している。しかし、同リポートでは会社計画を「過度に保守的」と評価。同証券による営業利益予想は、従来予想の520億円から530億円に引き上げている。  会社計画に比べ、単体土木の完成工事総利益率に上振れ余地があること、連結子会社の利益計画が過度に保守的であることなどが上積み要因になると言及した。  また、「大成建が元施工である国立競技場やホテルオークラ本館の建て替え工事にも関わる可能性がある」と指摘しており、今後の株価材料として注目している。  同証券による投資評価は「2(強気)」から「1(買い)」に引き上げており、目標株価は650円とした。  大成建の3日の株価は、朝方に7円高の533円まで買われたが、その後にマイナス転換し、午前11時時点で3円安(0.6%安)の523円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
2日付の大和証券リポートが、大成建設の投資評価を引き上げている。
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2014-06-03 11:00