日経平均は98円高、2カ月ぶり1万5000円台回復

 3日の日経平均株価は前日比98円33銭高の1万5034円25銭と続伸して取引を終え、終値ベースでは4月4日以来2カ月ぶりに1万5000円台を回復した。円の下落など外部環境の改善を好感した買いが流入した。心理的フシ目を上回ったあとは上昇が一服。引けにかけて円が下げ渋ると日経平均も上げ幅を縮小した。  業種別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株、大和証券グループ本社 <8601> など証券株が買われた。NTT <9432> など情報通信株も上昇。コーエーテクモホールディングス <3635> 、コロプラ <3668> などゲーム関連株もしっかり。一方、石油資源開発 <1662> など資源開発株はさえなかった。  個別では、みずほ証券のデリバティブ評価システムの高速化を実現したフィックスターズ <3687> がストップ高。フィンランドのロビオ社と共同パブリッシング契約を締結したユナイテッド <2497> や15年1月期第1四半期で営業益4割増のピジョン <7956> なども急伸した。米計測機器大手との協業を発表した日本アビオニクス <6946> も高い。Amazonで中古車販売を開始したネクステージ <3186> はストップ高配分された。  半面、公募増資などを発表した大王製紙 <3880> やDIC <4631> は軟調に推移した。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前日比98円33銭高の1万5034円25銭と続伸して取引を終え、終値ベースでは4月4日以来2カ月ぶりに1万5000円台を回復した。
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2014-06-03 15:00