中国の新築住宅「平均価格」、100都市対象の調査結果で・・・23カ月ぶりに「前月比下落」=中国メディア

中国指数研究院は5月31日、国内100都市を対象とした新築住宅に関する調査において、5月の100都市の新築住宅平均価格が前月比0.32%下落し、1万978元(約18万円)/平方メートルとなったことを発表した。新築住宅平均価格が前月を下回ったのは2012年6月以来23カ月ぶりだ。蘭州晩報が1日付で報じた。
指数研究院によれば、調査対象となった100都市のうち、前月比で価格が上昇したのは37都市で、1都市が変わらず、62都市で下落に転じた。価格が前月比で上昇した都市の数は4月の調査に比べて18都市減り、前月比で価格が下落した都市は4月に比べて17都市増えた。
また、前年同期比で見た場合、100都市の平均価格は7.84%の上昇だったが、上昇幅は4月の調査よりも1.22ポイント低下し、5カ月連続での低下となった。また、北京市や上海市といった大都市の平均価格は前月比0.18%減、前年同期比では13.97%上昇の1万9605元(約32万円)/平方メートルだった。
記事は指数研究院の分析として、「不動産の供給が増える一方で成約件数が減少し、不動産会社に大きな圧力がかかっている」とし、一部の不動産企業が行っている値引き販売が不動産価格の下落に影響をもたらしていると伝えた。
一方で、中央政府がモーゲージローンを支持する方針を示したことなどによって、市場には明るい兆しも見え始めていると伝えた。(編集担当:村山健二)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
中国指数研究院は5月31日、国内100都市を対象とした新築住宅に関する調査において、5月の100都市の新築住宅平均価格が前月比0.32%下落し、1万978元(約18万円)/平方メートルとなったことを発表した。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-06-03 16:45