クリレスHDは反落も連続の最高純益更新・増配をテコに割安修正期待の下値買いが続く
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(クリレスHD) <3387> は、16円安の2826円と変わらずを含めて6営業日ぶりに反落して始まっている。5月20日安値2701円から一本調子で150円高、目先の利益を確定する売り物が先行している。ただ下値には、今2月期純利益が、連続の過去最高更新と予想され、配当も、連続増配を予定していることをテコに割安修正買いが根強く交錯している。今期から推進している中期経営計画に基づき店舗網を拡大する成長戦略に拍車を掛けていることも、フォローの材料視されている。
■M&Aを交え今期店舗数は前期の519店から595店舗に拡大
今期業績は、売り上げ670億円(前期比27%増)、経常利益48億円(同26%増)、純利益24億円(同32%増)と連続の2ケタ増収増益が予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。中期経営計画の「グループ連邦経営」に沿って今年3月に発表したYUNARI(東京都荒川区)の株式取得などで、前期末の総店舗数514店舗をさらに595店舗に拡大するともに、ASEAN圏、中華圏、北米圏へのグローバル展開を促進、各外食カテゴリー店で既存店の店舗力を向上させ、新規出店により新たなブランドを創造することなどが要因となっている。
配当は、前期に昨年10月の東証第1部への市場変更した記念配当6円を上乗せした年間66円(前々期実績48円)に増配したが、今期も、連結配当性向で30%程度を目安にする配当政策に従って、年間68円へ記念配当込みでも連続増配を予定している。
なお同社の中期経営計画では、最終年度の2017年2月期に総店舗数725店舗、売り上げ820億円、経常利益61億円、純利益31億円を達成することを目標にしている。
■PERは12倍台、配当利回りは2.4%となお上値余地を示唆
株価は、昨年10月の東証第1部指定替え以来3000円台の出没が続き、今年3月に全般波乱相場にツレ安して指定替え後安値2601円まで下ぶれたが、YUNARI株式取得で「グループ連邦経営」に拍車がかかるとして3000円台目前まで下値を切り上げてきた。PERは12倍台、配当利回りは2.4%となお割安であり、目先売り一巡後に一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(クリレスHD)<3387>(東1)は、16円安の2826円と変わらずを含めて6営業日ぶりに反落して始まっている。
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2014-06-04 09:45